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シンポジウム・『トンボ塾』案内

仁藤敦史先生・東潮先生による講演&対談
「邪馬台国時代のクニグニPartII」

第1回「魏志東夷伝の世界I −魏・公孫氏・邪馬台国の世界−」

日時:2016年12月11日(日) 13:30〜16:45 (開場13:00)
会場:豊島区立生活産業プラザ・大会議室(豊島区東池袋1-18-1)
交通:JR、東京メトロ(丸の内線、有楽町線、副都心線各線)池袋東口下車徒歩7分
地図:こちらの地図を参照ください
講師:仁藤敦史先生(国立歴史民俗博物館教授)
講師:東潮先生(徳島大学名誉教授)
資料代:資料代:2,000円(事前払い)当日:2,300円(ただし事前予約要)

 近年注目されつつある、東アジア的視角から邪馬台国の問題を議論したい。第一は『魏志』倭人伝を解釈する場合に必要な、中国の東夷に対する世界観・天下観の問題であり、もう一つは公孫氏と卑弥呼との交渉の問題である。

講演1:
『卑弥呼「共立」と魏・公孫氏政権』 13:30〜14:30
講師:仁藤敦史先生
 「魏志倭人伝」の記述や最新の考古学的成果を基礎として、近年有力となった畿内説の立場に立ちながら、東アジア史の観点から卑弥呼の王権と公孫氏や魏王朝との外交関係を検討する。鬼道を駆使する卑弥呼は、普遍性を有する鏡の祭祀により、倭国乱により疲弊した大人層の支持を得て「共立」される。この「共立」のプロセスを中心に検討したい。
講演2:
『魏志東夷伝と天下観念−魏の東方計略と倭人伝』 14:40〜15:40
講師:東潮先生
 『三国志』東夷伝の冒頭に、『周礼』の方万里の天下観について述べる。り魏は238年公孫淵を誅殺し、楽浪・帯方郡を支配する。さらに244〜245年高句麗を討伐、247年、韓を滅ぼした。245年高句麗戦争の最中に難升米に黄幢(軍旗)をあたえた。朝貢関係から軍事同盟関係へとつよまった。東夷伝からみた新たな倭人伝解釈といえる。
対談:
『魏・公孫氏・邪馬台国』 15:50〜16:50
講師:仁藤敦史先生・東潮先生

高久健二先生・田中俊明先生による講演&対談
「邪馬台国時代のクニグニPartII」

第2回「魏志東夷伝の世界II
−楽浪・帯方郡・魏・東夷諸国と倭の世界−」

日時:2017年1月22日(日) 13:30〜16:45 (開場13:00)
会場:豊島区立生活産業プラザ・大会議室(豊島区東池袋1-18-1)
交通:JR、東京メトロ(丸の内線、有楽町線、副都心線各線)池袋東口下車徒歩7分
地図:こちらの地図を参照ください
講師:高久健二先生(専修大学教授)
講師:田中俊明先生(滋賀県立大学教授)
資料代:2,000円(事前払い)当日:2,300円(ただし事前予約要)
講演1:
『楽浪・帯方郡と韓・倭』
講師:高久健二先生
 紀元前108年に前漢武帝によって設置された楽浪郡は、半島南部の韓や日本列島の倭が漢王朝と交流する窓口となり、3世紀初頭に楽浪郡の南側に設置された帯方郡は邪馬台国の卑弥呼が使いを送ったことでも知られています。この講座では、楽浪・帯方郡、韓、倭をめぐる東アジアの交流関係について論じます。
講演2:
『魏の東方戦略と東夷諸国・倭』
講師:田中俊明先生
対談:
『楽浪・帯方郡と韓・倭』
講師:高久健二先生・田中俊明先生

松木武彦先生・武末純一先生による講演&対談
「邪馬台国時代のクニグニPartII」

第3回「邪馬台国時代前後の戦争と交流−纏向遺跡出現への道−」

日時:2017年3月4日(土) 13:30〜16:45 (開場13:00)
会場:品川区立中小企業センター・大講習室(品川区西品川1-28-3)
交通:JR大井町駅乗換え、東急大井町線各停一駅、下神明駅徒歩2分
地図:こちらの地図を参照ください
講師:松木武彦先生(国立歴史民俗博物館教授)
講師:武末純一先生(福岡大学教授)
資料代:2,500円(事前払い)当日:2,800円(ただし事前予約要)
講演1:
『「倭国乱」から邪馬台国へ』
講師:松木武彦先生
講演2:
『邪馬台国時代前後の国際交流』
講師:武末純一先生
対談:
『2・3世紀の筑紫・出雲・吉備・と邪馬台国』
講師:松木武彦先生・武末純一先生

 陳寿撰『魏志』『三国志』魏書)の東夷伝は、3世紀の「東夷」、すなわち東北アジアの諸国・諸民族、具体的には夫余・高句麗・東沃沮(よくそ)・挹婁(ゆうろう)・濊(わい)・韓、そして倭人についての基本的な史料であり民族誌である。当時の倭人の社会を考える上でも最重要文献である。


仁藤敦史先生の横顔

 1982年早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業、1989年早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程年満期退学、1989年 早稲田大学第一文学部助手、国立歴史民俗博物館歴史研究部助手、助教授、准教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館研究部教授、総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻教授併任。博士(文学)

主要著書

 『古代王権と都城』吉川 弘文館、「律令国家の王権と儀礼」『日本の時代史』4 吉川弘文館、「卑弥呼と台与―倭国の女王たち」(日本史リブレット人)山川出版、女帝の世紀―皇位継承と政争(角川選書)卑弥呼の「戦争と平和」―「魏志倭人伝」を読む(歴博ブックレット(3))日本史講座〈第1巻〉東アジアにおける国家の形成 歴史学研究会 日本史研究会など多数。

東 潮先生の横顔

 1946年、大阪府生まれ。九州大学 大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。奈良県立橿原考古学研究所を経て徳島島大学教授。専攻、考古学。

主要著書

 韓国の古代遺跡〈1〉新羅篇(慶州(東潮/田中俊明・中央公論新社1988))、韓国の古代遺跡(2)百済・伽耶篇(東潮/田中俊明・中央公論新社・1989)、巨大古墳と伽耶文化―空白の四・五世紀(共著・角川選書 1992)高句麗の歴史と遺跡(東潮/田中俊明・中央公論新社1995)、高句麗考古学研究(吉川弘文館1997)、伽耶はなぜほろんだか―日本古代国家形成史(共著・大和書房1998)、古代東アジアの鉄と倭(渓水社1999)、川と人間―吉野川流域史(渓水社2003)、倭と加耶の国際環境(吉川弘文館2006)、北東アジアの歴史と文化(共著・北海道大学出版会2011)高句麗壁画と東アジア(学生社2011)古墳時代の考古学(共著・学生社)など多数。

高久健二先生の横顔

 1967年生まれ。九州大学大学院文化科学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授、教授を経て、現在、専修大学文学部教授。専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。

主要著書

 『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)他論文多数。

田中俊明先生の横顔

 1952年福井県生まれ。1982年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。堺女子短期大学講師・助教授を経て、現滋賀県立大学教授。朝鮮古代史・古代日朝関係史、ことに伽耶史に取り組み、高霊の大伽耶を中心とする大伽耶連盟の概念は、韓国伽耶史研究においても支持されるものとなっている。

主要著書

 『韓国の古代遺跡 1新羅篇(慶州)』(森浩一監修・東潮と共編著)中央公論社、『韓国の古代遺跡 2百済・伽耶篇』(森浩一監修・東潮と共編著)中央公論社、『大加耶連盟の興亡と「任那」―加耶琴だけが残った』吉川弘文館、『高句麗の歴史と遺跡』(東潮と共著)中央公論社など多数。

松木武彦先生の横顔

 愛媛県生まれ。1984年、大阪大学文学部国史学科を卒業。1986年、同大学院文学研究科修士課程修了。1990年、同大学院文学研究科博士課程を中退し、岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手に就任。1995年より岡山大学文学部助教授、2007年同社会文化科学研究科准教授、2010年教授。2014年より国立歴史民俗博物館考古研究系教授。専攻は考古学。最近の研究テーマは、弥生時代〜古墳時代の日本列島史と吉備地域史の考古学的調査研究、戦争と平和の考古学的研究、進化・認知科学を用いた考古学理論の再構築、日本列島およびブリテン島先史社会の比較考古学的研究。2005年「日本列島先史時代の武器と戦い」で大阪大学博士(文学)を取得。2004年に岡山市文化奨励賞、2008年『列島創世記 旧石器・縄文・弥生・古墳時代』でサントリー学芸賞をそれぞれ受賞している。読売新聞読書委員。

主要著書

 『人はなぜ戦うのか 考古学からみた戦争』講談社選書メチエ、2001、『日本列島の戦争と初期国家形成』東京大学出版会、2007、『全集・日本の歴史 〈1〉列島創世記 旧石器・縄文・弥生・古墳時代』小学館、2007、『進化考古学の大冒険』新潮選書、2009、『古墳とはなにか 認知考古学からみる古代』角川選書、2011、『未盗掘古墳と天皇陵古墳』小学館 2013 ◆共編著 宇田川武久『人類にとって戦いとは〈2〉戦いのシステムと対外戦略』東洋書林 1999、設楽博己・藤尾慎一郎『弥生時代の考古学 1、2、6-8』同成社、2008

武末純一先生の横顔

 1950年3月生まれ。1972年3月 九州大学文学部卒業。1972年10月〜1973年9月 韓国ソウル大学校大学院留学。1974年9月九州大学大学院修士課程修了。1974年10月〜1992年3月 北九州市立歴史博物館・北九州市立考古博物館副館長を経て1992年4月福岡大学人文学部助教授。1997年4月 福岡大学人文学部教授(現在に至る)

主要著書・共著

 『土器からみた日韓交渉』学生社 1991、『弥生の村』山川出版社 日本史リブレット 2002、『最新邪馬台国事情』寺沢薫共著 白馬社 1998、『考古資料大観 第1巻』石川日出志と責任編集 小学館 2003、『県史 福岡県の歴史』第2版川添昭二,岡藤良敬,西谷正浩,梶原良則,折田悦郎共著 山川出版社 2010、『列島の考古学 弥生時代』森岡秀人,設楽博己共著 河出書房新社 2011


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※無事終了いたしました。多数の方のご参加誠にありがとうございました。