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開催会場

講座ごとに明記しています。

オンデマンド講座

会場収録した録画を講座終了後、配信します。
有効期間(3週間)内のご希望日に、ご都合にあわせて受講いただきます。

★資料は会場受講の場合は会場配布、オンデマンド受講の場合は事前にデータ便でご送付いたします。事前に印刷して受講に備えてください。
★講座申し込み時に会場受講、オンデマンド受講いずれの方法で受講を希望されるかを必ずご指定ください。ただし、受講3日前の変更は可能です。

No1 2025年4月開講・森田喜久男先生連続3回講座「出雲神話の謎に迫る」

講師

  • 森田喜久男先生(淑徳大学人文学部教授)

資料代

  • 資料代
  • 全3回 9,000円 各回3,000円
    “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典 全3回 8,500円(会員500円割引)
  • オンデマンド(収録録画)でも受講いただけます。

テーマ

「出雲はわけても神の国である」。
これは、明治期に来日し、東京帝国大学・早稲田大学等で英語を教えながら、日本の怪談を研究し、世界へ紹介した小泉八雲(ラフカディオ=ハーン)の言葉です。
出雲は、神話に深い関わりを持つ場所で、現在でも出雲地方各地を旅すると神話の舞台を彷彿とさせるような風景が至るところに広がっています。
この講座では、出雲における代表的な3つの神話を皆さんと一緒に読み解きながら、古代出雲に思いをはせることができたらと思います。
さあ、神々の国へと旅立ちましょう。

第1回「ヤマタノオロチ退治神話の真実」

  • 主旨:
    神々の中のスーパーヒーローであるスサノオノミコトが、ヤマタノオロチを退治する神話は、『古事記』の神話のハイライトです。
    では、この神話に登場するヤマタノオロチの正体は何でしょうか。
    ある人は、たたら製鉄を行った集団であると言い、またある人は出雲平野を流れる斐伊川のことで、オロチが暴れるのは斐伊川の洪水を意味するものだと主張します。
    しかし、果たしてそうなのか。まずは、ヤマタノオロチという名前の意味するところから研究開始です。
  • 日時:2025年4月30日(水) 13:15~14:45(13:00開場・途中休憩10分)
  • 会場:イケビズ(IKE・Biz・としま産業振興プラザ)
  • 交通:池袋駅西口より徒歩約10分、メトロポリタン改札より約7分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第2回「国譲り神話の真実」

  • 主旨:
    『古事記』や『日本書紀』には、オオクニヌシノカミ(オオアナムチノカミ)が国を譲る神話が出てきます。
    その代償として建てられたのが出雲大社だと言われています。
    この国譲り神話の背後に、出雲が大和に敗北した歴史があったと考える方は多いようです。
    しかし、果たして本当にそうなのか。そもそもオオクニヌシ(オオアナムチ)は高天原の神々に本当に降伏したのでしょうか。
    実は『日本書紀』の神話を丁寧に読んでいくと、したたかに高天原と交渉するオオアナムチの姿が浮かび上がってきます。
    何かと言えば、自国の国益のみを優先させる今日の世界の指導者達に読ませたい神話です。
  • 日時:2025年6月18日(水) 13:15~14:45(13:00開場・途中休憩10分)
  • 会場:イケビズ(IKE・Biz・としま産業振興プラザ)
  • 交通:池袋駅西口より徒歩約10分、メトロポリタン改札より約7分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第3回「国引き神話の真実」

  • 主旨:
    海の向こうの国々から余った土地を引き寄せて出雲を大きくしたとされる国引き神話。
    この神話に登場する海の向こうの国々は、朝鮮半島であったり、隠岐であったり、北陸地方であったりしますが、この神話の意味するところは何でしょうか。
    『出雲国風土記』を分析し、それを考古学的成果と対比させることで、海の向こうの国々と積極的に交流しながら独自の文化を育んできた出雲的世界が浮かび上がってきます。
  • 日時:2025年7月16日(水) 13:15~14:45(13:00開場・途中休憩10分)
  • 交通:池袋駅西口より徒歩約10分、メトロポリタン改札より約7分
  • 会場:イケビズ(IKE・Biz・としま産業振興プラザ)または都内公共施設予定(2カ月前決定)
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

森田喜久男(もりた・きくお)先生の横顔

1964年生まれ。國學院大學文学部史学科卒、千葉大学大学院文学研究科修士課程を経て、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
駒澤大学大学院より、博士(歴史学)受領。島根県古代文化センター専門研究員、島根県立古代出雲歴史博物館専門学芸員を経て、淑徳大学人文学部教授。
日本古代史・神話学・博物館学専攻。


主要著書

  • 『日本古代の王権と山野河海』(単著 吉川弘文館 2009年)
  • 『やさしく学べる古事記講座』(単著 ハーベスト出版 2012年)
  • 『古代王権と出雲』(単著 同成社 2014年)
  • 『能登・加賀立国と地域社会』(単著 同成社 2021年)
  • 『総説博物館を学ぶ』(共著 同成社 2024年)ほか

MAP 都内公共施設利用予定(品川区立中小企業センター・としま産業振興プラザ(イケビズ)など)

No2 2025年4月開講・小林孝秀先生連続3回講座「東国の古墳をとらえなおす-墓制・交流・渡来文化-」

講師

  • 小林孝秀先生(専修大学文学部歴史学科准教授)

資料代

  • 資料代
  • 全3回9,000円 各回3,000円
    “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典 全3回 8,500円(会員500円割引)
  • オンデマンド(収録録画)でも受講いただけます。

テーマ

古墳時代というと、その中心は近畿であり、王権を中心に古代国家が形成され、やがて律令時代をむかえると理解するのが一般的です。
しかし、中央からみた歴史にのみとらわれず、各地域の実態と照らし合わせてこそ、はじめて古墳時代の実像に迫ることができるのではないでしょうか。
本講座では東国に主眼を置き、墓制・交流・渡来文化の視点から東国社会の実態を探るとともに、古代国家形成過程の再評価を目指します。

第1回「東国の渡来人・渡来文化を探る」

  • 主旨:
    東国各地で発見された「渡来系遺物」に着目し、渡来人の動向や朝鮮半島との交流の実態を探ってみます。
  • 日時:2025年4月17日(木)  13:30~15:00(途中休憩10分)
  • 会場:イケビズ(IKE・Biz・としま産業振興プラザ)
  • 交通:池袋駅西口より徒歩約10分、メトロポリタン改札より約7分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第2回「横穴式石室が語る東国社会の実像(1)-横穴式石室の導入とその系譜-」

  • 主旨:
    東国における横穴式石室の導入をめぐって、日本列島各地、さらには朝鮮半島に至る交流関係の中で考えてみます。
  • 日時:2025年5月22日(木) 13:30~15:00(途中休憩10分)
  • 会場:イケビズ(IKE・Biz・としま産業振興プラザ)
  • 交通:池袋駅西口より徒歩約10分、メトロポリタン改札より約7分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第3回「横穴式石室が語る東国社会の実像(2)-横穴式石室の展開と古代国家形成-」

  • 主旨:
    東国における横穴式石室の展開状況をもとに、国家形成の動向をとらえなおしてみます。
  • 日時:2025年6月19日(木) 13:30~15:00(途中休憩10分)
  • 会場:イケビズ(IKE・Biz・としま産業振興プラザ)
  • 交通:池袋駅西口より徒歩約10分、メトロポリタン改札より約7分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

MAP


小林孝秀先生の横顔

1977年生まれ。
2000年 駒澤大学文学部歴史学科卒業。
2003年 専修大学大学院文学研究科歴史学専攻修士課程修了。
2006年 韓国慶北大学校大学院考古人類学科博士課程留学。
2010年 専修大学大学院文学研究科歴史学専攻博士後期課程修了。博士(歴史学)。
専修大学東アジア世界史研究センター任期制助手、松戸市立博物館学芸員を経て、現在、専修大学文学部准教授。


主要著書

  • 『横穴式石室と東国社会の原像』(単著、雄山閣、2014年)
  • 『古代日本対外交流史事典』(共著、八木書店、2021年)
  • 『横穴式石室の研究』(共著、同成社、2020年)
  • 『古墳時代研究の現状と課題』(上:古墳研究と地域史研究、共著、同成社、2012年)
  • 『九州系横穴式石室の伝播と拡散』(共著、北九州中国書店、2009年)ほか

2025年3月開講高久健二先生連続3回講座
No3「邪馬台国時期の対外交流―弥生時代後期後半における東アジアとの交流―」

講師

  • 高久健二先生(専修大学教授)

資料代

  • 資料代:全3回 9,000円 各回3,000円
    “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典 全3回 8,500円(会員500円割引)

    ※オンデマンド(収録録画)でも受講いただけます。

主旨

  • 主旨:
    『三国志』魏書東夷伝倭条(『魏志倭人伝』)には、邪馬台国をはじめとした日本列島のクニグニの状況が記されています。
    この講座では、考古学的な調査成果をもとに、邪馬台国時期(弥生時代後期後半:2~3世紀)における北部九州、山陰、瀬戸内、畿内、東海地域の弥生文化と東アジアとの交流について論じます。

第1回「北部九州における弥生時代後期の文化と対外交流-奴国・伊都国の文化と対外交流-」

  • 日時:2025年3月29(土) 13:30~15:30
  • 会場:品川区立中小企業センター
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第2回「山陰・瀬戸内における弥生時代後期の文化と対外交流-出雲・吉備の文化と対外交流-」

  • 日時:2025年5月10日(土) 13:30~15:30
  • 会場:品川区大井第3区民集会所 
    ※西大井駅からのYahoo地図の捕捉 元小学校建物のウエルカムセンター原の建物と運動場の前の建物です。
    東京都品川区西大井4丁目1-8 JR西大井町駅 徒歩6分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第3回「畿内・東海における弥生時代後期の文化と対外交流-邪馬台国・狗奴国の文化と対外交流- 」 」

  • 日時:2025年6月7日(土) 13:30~15:30
  • 会場:品川区立中小企業センター
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

高久健二先生の横顔

1967年生まれ。
九州大学大学院文化科学研究科修士課程修了、韓国・東亜大学校大学院史学科博士課程修了・文学博士取得。
九州大学大学院比較社会文化研究科助手、埼玉大学教養学部准教授、教授を経て、現在、専修大学文学部教授。
専門は韓国・朝鮮考古学、東アジアの古墳文化。


主要著書

  • 『楽浪古墳文化研究』(学研文化社)他論文多数

MAP

品川区第3区民集会所案内
東京都品川区西大井4丁目1-8 JR西大井町駅 徒歩6分

品川区第3区民集会所案内
東京都品川区西大井4丁目1-8 JR西大井町駅 徒歩6分

No4 2025年4月開講・仁藤敦史先生連続3回講座「欽明朝前後の出雲とヤマト王権」

講師

  • 仁藤敦史先生(国立歴史民俗博物館名誉教授)

資料代

  • 資料代
    オンデマンド・会場受講いずれも
    全3回 9,000円 各回3,000円

    “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典 全3回 8,500円(会員500円割引)

★資料は事前にギガファイル便で送付します。
 事前に印刷のうえ受講に備えてください。
 お申込時に①会場受講または②オンデマンド受講、いずれかの受講方法を選択のうえお申込みください。
 会場申し込みの場合でも都合がつかなくなった場合はオンデマンドに切り替えて受講できます)

テーマ

欽明期には、ヤマト王権により内政の充実がおこなわれ、これと並行して神話と系譜、および神祇制度といったイデオロギー的な整備もおこなわれた。
一方当該期の出雲地域においては、意宇と杵築の東西二大勢力を出身母体とするプレ出雲臣から任命された出雲国造により、不十分ながら一つの出雲国が国造国として形成された。
こうしたヤマト王権と出雲との関係を論じたい。

第1回「欽明朝という時代-内政の充実と神話・祭祀-」

  • 日時:2025年4月6日(日) 13:30~15:30
  • 会場:品川区立中小企業センター
  • 交通:下神明駅出口から徒歩約2分 または大井町駅C出口から徒歩約9分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第2回「出雲国造とプレ出雲臣の成立-国譲神話の転換と出雲大神-」

  • 日時:2025年5月3日(土・祝) 13:30~15:30
  • 会場:品川区立中小企業センター
  • 交通:下神明駅出口から徒歩約2分 または大井町駅C出口から徒歩約9分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

第3回「大和と出雲の額田部氏-「額田部臣」と部民制の成立- 」

  • 日時:2025年6月1日(日) 13:30~15:30
  • 会場:品川区立中小企業センター
  • 交通:下神明駅出口から徒歩約2分 または大井町駅C出口から徒歩約9分
  • オンデマンド配信:収録2日後より3週間内随時受講できます。

仁藤敦史先生の横顔

1982年早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。
1989年早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程年満期退学。
1989年早稲田大学第一文学部助手、国立歴史民俗博物館歴史研究部助手、助教授、准教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館研究部教授、総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻教授併任。博士(文学)。


主要著書

  • 『古代王権と都城』
  • 『律令国家の王権と儀礼』
  • 『日本の時代史』4 『卑弥呼と台与-倭国の女王たち』
  • 『女帝の世紀-皇位継承と政争』
  • 『卑弥呼の「戦争と平和」-「魏志倭人伝」を読む「歴博ブックレット(3)」-』
  • 『日本史講座(第1巻)』
  • 『東アジアにおける国家の形成』など多数。

MAP

仁藤敦史先生と高田貫太先生による講演&対談シリーズNo1
「加耶諸国と「任那日本府」の虚実−諸国の個性と勢力の消長を考える−」

テーマ

朝鮮半島の南部には三世紀から六世紀にかけて「加耶」と呼ばれる小国群が存在しました。交易活動や鉄資源にもめぐまれていたため、東西の強国である新羅や百済に挟まれても、長く独立を保つことができました。倭国との交流も密接で、『日本書紀』には百済系の史料に「任那日本府」「任那の調」などと表現された記載が残されています。今回は、考古学と文献史からの検討により、金官加耶・大加耶・安羅加耶など、加耶諸国の個性と勢力範囲などを考古学と文献史学の双方から考えてみます。

期日

  • 2025年3月20日(木・祝)

時間

  • 13:00~16:45(開場:13:00)

会場

  • 東京都 中央区立社会教育会館(8階)・日本橋ホール
    〒103-0013 中央区日本橋人形町1-1-17

交通

  • 地下鉄浅草線・日比谷線人形町駅徒歩4分
    地下鉄半蔵門線 水天宮前駅徒歩5分     

会場地図

ご挨拶

  • (13:25~13:30)

講演1

  • (13:30~14:20)

「文献から見た加耶(任那)諸国の動向と滅亡過程」

  • 講師:仁藤敦史先生(国立歴史民俗博物館教授)
    『日本書紀』には百済系史料をもととする加耶(任那)諸国の動向が比較的詳細に残されています。
    今回は直轄支配をおこなった証拠とされる「任那日本府」論を相対化するため、『日本書紀』からうかがえる任那の範囲を考察し、滅亡に至るプロセスを再検討します。

■ 休憩

  • (14:20~14:30)

■ 講演2

  • (14:30~15:20)

「考古学からみた加耶」

  • 講師:高田貫太先生(国立歴史民俗博物館教授)
    それぞれの加耶の圏域、周辺社会(百済・新羅・栄山江流域社会など)との政治的な関係について、現在の考古学の学界でどのように考えられているのか、について紹介します。また、倭との交流についても、当時朝鮮半島に渡った倭人の足跡などから検討します。

■ 休憩 (質問アンケート回収)

  • (15:20~15:30)

■ 講演&対談

  • (15:30~16:10)
    「加耶諸国と「任那日本府」の虚実
    仁藤敦史先生・高田貫太先生

■ 終了

  • ご挨拶

仁藤敦史(にとう あつし)先生

1960年生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程年満期退学。博士(文学)。
早稲田大学第一文学部助手、国立歴史民俗博物館歴史研究部准教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館研究部教授、総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻教授併任。


主要著書

  • 『古代王権と都城』(吉川弘文館 1998年)
  • 『女帝の世紀―皇位継承と政争』(角川選書 2006年)
  • 『卑弥呼と台与』(山川出版社日本史リブレット人 2009年)
  • 『都はなぜ移るのか 遷都の古代史』(遷都)(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー 2011年)
  • 『古代王権と支配構造』(吉川弘文館 2012年)
  • 『藤原仲麻呂』(中公新書 2021年)
  • 『東アジアからみた「大化改新」』(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー 2022年)
  • 『古代王権と東アジア世界』(吉川弘文館 2024年)
  • 『加耶/任那』(中公新書 2024年)他著書・論文多数。

高田貫太(たかた かんた)先生

1975年生まれ。
岡山大学大学院文学研究科修士課程修了。
韓国慶北大学大学院考古人類学科博士課程修了。博士(文学)。
岡山大学埋蔵文化財調査研究センター、奈良文化財研究所都城発掘調査部を経て、現在国立歴史民俗博物館教授。専門は、古代の日朝関係史。


主要著書

  • 『古墳時代の日朝関係—新羅・百済・大加耶と倭の交渉史—』(吉川弘文館 2014)
  • 『海の向こうから見た倭国』(講談社現代新書 2017)
  • 『「異形」の古墳 朝鮮半島の前方後円墳』(角川選書 2019)
  • 『アクセサリーの考古学 倭と古代朝鮮の交渉史』(吉川弘文館 2021)門分野:考古学、他論文多数。

資料代

  • 2,000円 “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典1,500円 (事前払い制)

振込先

  • 郵便振替番号 00240-7-75335
  • 口座名    トンボの眼
  • 定員

  • 200名(満員になり次第締切)
  • 森田喜久男先生と佐藤信先生による講演&対談シリーズNo2
    「古代出雲の歴史を解く」

    テーマ

    神話や出雲大社で知られる古代出雲は、ヤマト王権や律令国家と密接なつながりをもち、それは『古事記』『日本書紀』や『出雲国風土記』などの史料や、多くの遺跡・遺物にもうかがえます。
    このシンポジウムでは、多角的な視点から、古代出雲の人々の姿をたずね、出雲と王権とのつながりの歴史的背景を探りたいと思います。

    期日

    • 2025年6月8日(日)

    時間

    • 13:00~16:45(開場:13:00)

    会場

    • 東京都 千代田区立図書文化館・日比谷コンベンションホール(B1F)
      〒100-0012 千代田区日比谷公園1-4

    交通

    • 都営地下鉄・三田線「内幸町駅」A7出口/徒歩3分
    • 東京メトロ・丸の内線・日比谷線「霞が関駅」B2出口/徒歩3分
           ・千代田線「霞が関駅」C4出口/徒歩3分
    • JR「新橋駅」日比谷口(SL広場)徒歩10分

    会場地図

    ご挨拶

    • (13:25~13:30)

    講演1

    • (13:30~14:20)

    「神話から見た古代出雲」

    • 講師:森田喜久男(淑徳大学教授)
      スサノオのヤマタノオロチ退治、オオクニヌシの国作りなど、『古事記』の神話では重要な場面で出雲系の神々が活躍します。
      『出雲国風土記』にも国引き神話など個性豊かな神話が記されています。
      それらの神話を分析することで、浮かび上がる古代出雲の姿とは。
      神話からただちに史実を引き出すことはできませんが、神話を語り続けた古代出雲の人々のさまざまな思いを浮かび上がらせることができたらと思います。

    ■ 休憩

    • (14:20~14:30)

    ■ 講演2

    • (14:30~15:20)

    「古代出雲とヤマト王権・律令国家」

    • 講師:佐藤信(東京大学名誉教授)
      古代出雲は、ヤマト王権や律令国家にとって特別な存在として位置づけられ、国譲り神話などの出雲神話が『古事記』『日本書紀』に取り入れられ、出雲国造の神賀詞(かむよごと)奏上の儀式が継続されました。
      古墳時代から律令国家に至る、中央の王権と出雲との結びつきの歴史的な経緯について、史料や遺跡などから改めて検証してみたいと思います。
      それぞれの加耶の圏域、周辺社会(百済・新羅・栄山江流域社会など)との政治的な関係について、現在の考古学の学界でどのように考えられているのか、について紹介します。
      また、倭との交流についても、当時朝鮮半島に渡った倭人の足跡などから検討します。

    ■ 休憩 (質問アンケート回収)

    • (15:20~15:30)

    ■ 講演&対談

    • (15:30~16:10)
      「古代出雲の歴史を解く」
      森田喜久男先生・佐藤信先生

    ■ 終了

    • ご挨拶

    森田喜久男(もりた・きくお)先生

    1964年生まれ。
    國學院大學文学部史学科卒、千葉大学大学院文学研究科修士課程を経て、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
    駒澤大学大学院より、博士(歴史学)受領。
    島根県古代文化センター専門研究員、島根県立古代出雲歴史博物館専門学芸員を経て、淑徳大学人文学部教授。
    日本古代史・神話学・博物館学専攻。


    主要著書

    • 『日本古代の王権と山野河海』(吉川弘文館 2009年)
    • 『やさしく学べる古事記講座』(ハーベスト出版 2012年)
    • 『古代王権と出雲』(同成社 2014年)
    • 『能登・加賀立国と地域社会』(同成社 2021年)
    • 『総説博物館を学ぶ』(共著同成社 2024年)ほか。

    佐藤信(さとう まこと)先生

    1952年東京都生まれ。
    1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。
    文化庁文化財調査官・東京大学大学院教授等を経て、現在、東京大学名誉教授・人間文化研究機構理事。
    博士(文学)


    主要著書

    • 『日本古代の宮都と木簡』(吉川弘文館1997年)
    • 『藤氏家伝 注釈と研究』(共著、吉川弘文館1999年)
    • 『出土史料の古代史』(東京大学出版会、2002年)
    • 『古代の地方官衙と社会』(山川出版社、2007年)
    • 『日本古代の歴史6 列島の古代』(吉川弘文館、2019年)

    編著

    • 『古代史講義 邪馬台国から平安時代まで』ちくま新書 2018
    • 『古代史講義 戦乱篇』ちくま新書 2019
    • 『古代史講義 宮都篇』ちくま新書 2020
    • 『古代史講義 氏族篇』ちくま新書 2021
    • 『古代史講義 海外交流篇』ちくま新書 2023

    資料代

    • 2,000円 “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典1,500円 (事前払い制)

    振込先

  • 郵便振替番号 00240-7-75335
  • 口座名    トンボの眼
  • 定員

  • 200名(満員になり次第締切)
  • 加茂岩倉遺跡・銅鐸出土状況
    西谷墳墓群史跡公園 3号墓
    国譲り、国引き神話の舞台

    シンポジウム 『継体大王と地方豪族−変革期を考える−』

    シンポジウム主旨

    六世紀の前半期は、ヤマト王権の変革期と評価されるされることが多い。それは、王統の変化だけでなく、ミヤケ制・国造制・部民制という国内支配制度の整備による内政の充実がおこなわれ、これと並行して神話と系譜、および神祇制度といったイデオロギー的な整備も開始されたことによる。
    こうした変化に対応して、列島各地の古墳群の動向も大きく変化する。今回のシンポでは文献と考古からこうした変革期を議論してみたい。

    期日

    • 2025年7月19日(土曜日)

    時間

    • 10:00~16:30(開場:09:30)

    会場

    • 東京都 中央区立月島社会教育会館(月島区民センターホール・4階)
      〒104-0052 東京都中央区月島4-1-1

    交通

    • 地下鉄大江戸線または有楽町線・月島駅徒歩4分

    会場地図

    ■ ご挨拶

    • (09:55~10:00)

    ■ 基調講演

    • (10:00~10:45)

    「継体大王と磐井の乱」

    • 講師:仁藤敦史先生(国立歴史民俗博物館教授)
      従来の通説的理解においては、倭国も百済も領域的に筑紫や全羅道までがその支配下にあることを前提に議論されてきた。
      しかし五世紀末から六世紀前半において、その領域化が進行したと考えられる。『三国史記』や『日本書紀』の史観により、これら地域勢力の独自の活動が軽視されてきたことは否定できない。
      外交主体としての倭国および百済という視角だけでなく、周辺の独立的勢力の活動を視野に入れた、倭国と百済の国家形成過程の比較検討は重要である

    ■ 休憩

    • (10:45~10:55)

    ■ 講演2

    • (10:55~11:40)

    「墓制・地域間交流からみた東国古墳と継体朝」

    • 講師:小林孝秀先生(専修大学教授)
      6世紀前半の時期は、王権による支配体制の再編とともに、古墳築造の中心が埋葬空間重視へと急速に転換する時期であり、東国、特に関東ではこの時期に新来墓制である横穴式石室が導入される。
      本報告では、その構造が近畿を中心に展開する「畿内型石室」とは異なる点に着目し、九州や日本海沿岸、さらには朝鮮半島における動向、および地域間交流の実態を探るなかで継体朝の実像に迫ってみたい。

    ■ 昼食休憩

    • (11:40~12:40 5分前には午前と同じ席にお戻りください)

    ■ 講演3

    • (12:40~13:25)

    「墓制からみた継体朝の対外政策」

    • 講師:寺前直人先生(駒沢大学教授)
      6世紀前半において近畿地方をはじめとする本州島では横穴式石室が普及する。それらの形態やそこでの葬制は、考古学的比較によって朝鮮半島の百済との関係が指摘されてきた。
      また、新たな墓制を採用した集団のなかには中国に起源をもつ儀礼を実施した痕跡も認められる。本報告では、本州島における新しい墓制である横穴式石室が採用される過程を明らかにすることを通して、継体朝における対外政策とその限界を探る。

    休憩

    • (13:25~13:35)

    ■ 講演4

    • (13:35~14:20) 

    「筑紫君の統治機構」

    • 講師:小嶋篤先生(九州歴史資料館)
      『日本書紀』において、筑紫君磐井は継体大王の外征軍を阻む悪者として登場し、筑紫・火・豊にまたがる反乱の末、討伐軍として派遣された物部大連麁鹿火により討たれたと記される。
      通称「筑紫君磐井の乱」と呼ばれる本戦争では、筑紫・火・豊と重なる領域をもつ考古資料として石人石馬が注目されてきたが、同分布は筑紫君の活動の一端を反映するに過ぎない。
      筑紫君が築いた生活圏・行動圏・造墓秩序圏、それらを多面的に見通すことで、ヤマト王権の外縁域に形成された豪族独自の統治機構を探る。

    ■ 休憩

    • (14:20~⒕:30)

    ■ 講演5

    • (14::30~15:15)

    「継体期の秩序と対外交渉」

    • 講師:上野祥史先生(国立歴史民俗博物館)
      5世紀後半に登場した新たな中国鏡(同型鏡)は、新しい倭鏡を創出し、両者は6世紀以後も古墳に副葬された。
      中国文物とその関連文物は、中国王朝との交渉を欠く継体朝の秩序を支えたのである。同型鏡や新たな倭鏡は、朝鮮半島でも出土している。
      鏡を通じて継体朝が意図した秩序を展望し、中国交渉と国内体制を連携させた倭の五王の体制との関係を評価する。

    休憩(質問・アンケート用紙回収)

    • (15:15~15:25)

    パネルディスカッション『継体大王と地方豪族−変革期を考える−』」

    • (15:25~16:25)
      司会:寺前直人先生
      パネラー:仁藤敦史先生・小林孝秀先生・小嶋篤先生・上野祥史先生

    ■ 終了・挨拶

    資料代

    • 2,500円 “WITH・YOUくらぶ”会員割引特典2,000円 (事前払い制 申し込み後10日以内メドにお願い致します)

    振込先

  • 郵便振替番号 00240-7-75335
  • 口座名    トンボの眼
  • 定員

  • 200名(満員になり次第締切)